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2005年11月15日

原田直政の死

かんたん編

大和の守護として赴任してきた原田直政について少し。
元々塙(ばん)直政と名乗っていましたが、天正三年の信長の武将達が叙任を受けた際、原田備中守となりました。

信長の信頼も扱ったようで、今まで見てきたように、複雑な土地柄で支配の難しい大和の守護に任命される、その以前にも、同じように政治的に複雑な京の膝元「山城」の守護にも既に任命されており、二国の太守でした。

余談ですが、この京と奈良は、現在でこそ府県名ですが、当時は都市名で今で言う東京23区や、大阪市のような、政令都市や特別行政区のような存在でした。もちろん京は都ですし、奈良も南都とよばれ、かつての都として、特別な存在でした。
私の記事でも、「大和」と「奈良」を別の意味で使用する時もありますので、読んでいる方が混同しないように、気をつけて記事を書きます。


さて、その原田直政の役割は、統治している大和、山城の国人衆を率いての本願寺戦でした。
つまり、大和を支配するための具体的な政策はおそらく出されていないのだと思います。大和の国人達も、信長に支配されていると言う気持ちを持っていたのかさえ、疑わしいです。

しかし、ここで大和の国にとって大きな転機が訪れました。
天正四年、本願寺攻めで直政が戦死してしまったのです。この戦での織田軍の損害は甚大で、信長自らも救援に駆けつけるも負傷するという散々なものでした。戦後原田一族が信長から追放されました。
大和の守護職が戦死し、新たに人選することとなり、地元大和から、筒井順慶が選ばれたのでした。

これらの連絡は、明智光秀がもたらしており、原田亡き後は光秀が大和山城方面の世話役となっていった様子が分ります。

いずれにしても、織田政権下において、ここで初めて大和の国人に国の統治を任せることになったのでした。
posted by taigon at 15:59| Comment(6) | TrackBack(2) | 解説!(かんたん編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
去年から信長に嵌っております。
原田直政への記述が少なく、本願寺との戦いであっさり戦死してしまった名将・・と言うくらいの知識しかありませんが、長生きさせてみたかった武将のようですね。
今後の展開に期待しております。


Posted by tyuzuki715 at 2005年11月17日 20:19
tyuzuki715さん。
ようこそです。コメントありがとうございます。
織田政権による初期の畿内支配では、貴重な武将だったようですが、大和の国人衆からすると、むしろ直政の死は大歓迎だったようです。
その後の展開で、筒井順慶が守護になると、興福寺は大喜びしていますから。
また、そのあたりも書いて行きますね。
Posted by taigon at 2005年11月18日 08:37
なぜ原田一族は戦後追放さらたのでしょう?
Posted by ishizaki at 2013年08月28日 09:22
ishizakiさん
コメントありがとうございます。

さて、ご質問の件。
なぜだったんでしょう。
私も明確な答えは持ち合わせていませんが、敗戦の戦犯として一族までその罪が及んだというのが、一般的な見解のようですが。
その答えに、私自身特に疑問をもたなかったので、ほかに考えが及びませんでした。

こんな答えですみません。
Posted by taigon at 2013年09月12日 21:23
もし、原田(塙)直政が討死していたかったら?柴田、明智、滝川、羽柴等と共に織田家五人衆と呼ばれていたでしょう!
Posted by ロキュータス at 2014年06月11日 07:16
ロキュータスさま、一か月も返信おくれましてすみません。

そうですね。ただ、信長の家臣は常に、降格もつきものだったので、生き残ったとしても、ささいなミスで左遷された可能性もあります。

本願寺戦では、塙直政といい、万見仙千代といい信長のお気に入りがバタバタとやられ、信長にとってはさぞ憎い相手だったでしょう
Posted by taigon at 2014年07月06日 21:49
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